店が流行る方程式「ブランド=伝統x希少価値」を、カフェ・アラジンに学ぶ

「マスコミが絶賛→店や観光地が成功する」方程式とは?

 コーヒー通なら、ぜひ行っておきたい栃木県足利市のカフェ・アラジンに行ってきました。
マスコミから「女子旅で絶対に訪れたい!」等と以下のように絶賛・紹介される名店です。

記事1 ozmall「女子旅」が「絶対に訪れたい!愛される名物スポット」と紹介
記事2 ゆたりが「~魔法の一杯を老舗屋台の珈琲店で味わう」と紹介
記事3 朝日新聞が「街と人と喫茶」で紹介

 記事1~3を考察すると「マスコミが絶賛する→店や観光地が成功する」方程式が分かる。
成功の方程式とは、 ブランド=伝統x希少価値

写真) 栃木県足利市で、カフェ・アラジン(CAFE ARAJIN)を経営する安部さん兄弟
私の隣が、阿部次郎さん(弟) 奥が兄の哲夫さん 両端は足利市職員
arajin2.jpg



ブランド=伝統x希少価値 が分かりやすく「伝わる」と成功

 成功するには「ブランド=伝統x希少価値」が顧客に分かりやすく「伝わる」必要がある。
カフェ・アラジンの「ブランド=伝統x希少価値」を私的に表現すると、以下の感じ。

 珈琲店を 「屋台で」x「兄弟で」x「1971年から同じ場所で営業し続ける伝統」



地方に「男女が自然に出会える、デートできる」店を創る

 安部さん兄弟から、まちづくりに有益な話を聞いたので、紹介します。
屋台の後方は、足利女子高。 アラジンは当初、デートの待ち合わせで利用される。

 安部さん兄弟の話は面白いので、デートをする目的地として利用されるようになる。
アラジンでデートを重ねた若者が「結婚します」と、アラジンへ報告へ来る事も多い。

 そう、流行る店は、店主が「話が好き、話が面白い、世話が好き」だから、客が集まり、
固定客になる
。 そもそも「話が好き、世話好き」な人が、店を開業するのが商いの原点。

 衰退した商店街は、店主が自分の利益ばかり求め、この大切な原点を見失っている
商店街を再生・成功させる鍵は、店主が「話が好き、世話好き」になる事!



   若者バカ者まちづくりネットワーク 主宰 地域再生プランナー 久繁哲之介

講演・執筆ご依頼、著者プロフは、こちら

           講演内容サンプル
商店街の講演・経営者の勉強会・自治体の研修で 久繁哲之介が話す事 (1)
商店街の講演・経営者の勉強会・自治体の研修で 久繁哲之介が話す事 (2)
商店街の講演・経営者の勉強会・自治体の研修で 久繁哲之介が話す事 (3)

  

テーマ : 地方自治
ジャンル : 政治・経済

内定辞退率63%のブラック自治体が露呈した「マザコン、指示待ち」

ママの指示に従って就職する「マザコン」ほど「指示待ち」になる

 昨年末、北海道庁(以下、道庁)が公表した「大卒採用の内定辞退率が63%と高い問題と、
道庁の解決策(政策)」の異常さが話題を集めた。

 北海道職員 内定辞退6割超 知事も衝撃:毎日新聞17/12/29 を以下に要約。
道庁の対策(政策)の異常さを (すぐ分かると思うが) 考えてみよう!

“大卒者の内定辞退率は2013年から2016年で、19%→37%→59%→63%と上昇し続ける。
内定辞退者の就職先は多い順に、国40%弱、札幌市30%弱、他の市町村自治体30%弱、
民間企業4%。高橋はるみ知事は12月28日の記者会見で「(内定辞退率は)衝撃的だ。
意志と能力に優れた人材を採る努力をしたい」と対策を急ぐ考えを示した。道人事課によると
対策(政策)は「まず保護者の理解を得よう」と昨年から保護者向けのガイダンスを実施。
さらに今年は、内定者全員に知事メッセージを送ったが、歯止めがかかっていないという。”



間違った前提から導く政策は必ず間違う~政策は前提を検証

 記事は「政策を繰り出しても、歯止めがかかっていない」と指摘するように、結論は一見
「役所の政策立案能力の欠如」を指摘したように見える。

 しかし実は、この愚策を導く「公務員はマザコンが多い」という前提こそ最も異常な問題。
 内定辞退を減らす政策として「保護者向けのガイダンス」を導く前提は、公務員志願者は
「ママがここ(道庁)に就職しなさいと言えば、ママの指示に従う(以下、これ)」である。

 これを俗に「マザコン」そして「指示待ち」と言う。 つまり、
ママの指示に従う「マザコン」ほど就職後、上司の「指示待ち」になりやすい。

 道人事課=公務員は、これを政策に導いた前提から、自分が
ママの指示に従って就職した「マザコン」であると露呈してしまった。 

結論1 間違った前提から導く政策は必ず間違う。 つまり、
政策が失敗した原因は、政策そのものではなく、政策を導く前提にある



公務員が「地方勤務は嫌、移住も嫌」だから、地方は衰退
 
 内定辞退率(離職率)の高い就職先を、ブラック自治体(ブラック企業)と言う。
なぜ道庁は、ブラック自治体なのか? 辞退者の就職先と、以下サイトで分かる。
 現役の公務員と離職者の本音~平成29年4月採用 北海道職員になろう

大都市(東京や札幌市)に住みたいから、国家公務員か札幌市に就職したい。
転勤(地方へ移住)したくないから、転勤が無い札幌市か他市町村に就職したい。

 公務員(志望者)の多くに「地方(過疎地)勤務は嫌」「移住(転勤)も嫌」という、
異常な特性(以下、この特性)が見られる。

 この特性は、民間の人なら普通である。 しかし「地方創生」や「移住推進」を
重要な政策として推進する義務がある公務員なら、この特性は異常である。

 なぜなら「自分は嫌、自分は実践できない策」を「他人には強要している」から。
自分は嫌だから実践できない事を、他人には強要する政策は、成功する訳がない。

 だって、自分は嫌だから実践できない政策は、他人(市民)も実践したくないから。
公務員が自分は「地方勤務は嫌、移住も嫌」なら、地方は衰退しますよ。

結論2 自分が実践できない事を、他人には強要する政策は、成功する訳がない。
当事者意識に基づく「自分が好きで実践できる」政策だけが、成功する。




ブラック自治体・ブラック企業の撲滅へ、働き方改革

 内定辞退率(離職率)を下げる解決策は、言うまでもないが、働き方改革、です。
しかし、ブラック自治体は、働き方改革は実践しないで、ママの指示が解決策だと錯覚。

結論3 ブラック自治体・ブラック企業の撲滅へ、働き方改革を!



   若者バカ者まちづくりネットワーク 主宰 地域再生プランナー 久繁哲之介

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           講演内容サンプル
商店街の講演・経営者の勉強会・自治体の研修で 久繁哲之介が話す事 (1)
商店街の講演・経営者の勉強会・自治体の研修で 久繁哲之介が話す事 (2)
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元号変更→借金まみれの日本「円の暴落→デノミ」に備え、外貨へ分散投資

外貨にも投資すべき理由:日本の借金増、低金利、元号変更

 ボーナスの使途が決まっていない方、日本の低金利と借金増加に不満な方、
外貨へ分散投資(預金)は如何ですか?

 今、外貨へ分散投資すべき理由は、3つあります。
1)日本の借金増 2)低金利 3)元号変更(による、デノミの可能性) です。

 3つの理由は全て、関連しています。 日本の借金額は、増え続けて、
円の価値が下がる(円安になる)ほど、外貨の価値が高くなる。

 低金利政策を日本が続ける真の目的は、国が借金の返済額を抑える為であり、
増え続ける日本の借金を劇的に減らす方法は、デノミ(通貨価値の減少)しかない。


デノミをやる時期は、国債の暴落か、元号の変更

 デノミとは、通貨単位を変更する新通貨を発行して、現通貨の価値を減少させる事。
例えば、新通貨の価値は現通貨の10倍(現通貨1万円札は新通貨1000円札と同価値)の
通貨単位変更を行うと、現通貨の価値は 1/10 に減少する。

 預金を持つ国民は損するが、借金漬けの国は借金が1/10 に減少して得する。
つまり、デノミも低金利と同様「国の借金を、国民の預金で相殺」する政策。

 デノミをやる時期・理由は主に2つある。 1「国債の暴落で、しかたなく」行う
2「元号の変更時に、記念通貨を発行」等の名目で、祝い事を装って行う

 1(国債の暴落)が起きると言う専門家は多い。 だが、1は日本の国際的な評価が
地に落ちる。 政府がアホでなければ、1が起きそうなら、2の方法でスマートに
先手を打つ、と私は考えます。 
 
 今月、ついに「元号の変更が2019年5月に決定」しましたね。 元号の変更は通常なら
突然やってきますが、今回は計画的で国は、1年半後に向けて色々な準備ができる。

 国会でも「デノミの可能性、戦後に実施したデノミの意義」が議論されたことがある。
日本「円の暴落→デノミ」に備え、外貨へ分散投資の必要性が高まりましたよ!


『競わない地方創生~人口急減の真実』 目次

第1章 人口減少対策をビジネスの基本から導く
第2章 弱者(地方都市、中小企業)の経営は、強者とは正反対
第3章 弱者は競争するな。自分が1番になれる軸を創る
第4章 1番になる最良の方法は、協働という「働き方」
第5章 学習しない高給な公務員が、地方を滅ぼす
第6章 顧客価値は顧客目線な遊び心から創造される
第7章 現象でなく原因を考えると、人口急減の理由が分かる


       若者バカ者まちづくりネットワーク 主宰  地域再生プランナー 久繁哲之介

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            講演内容サンプル
『競わない地方創生~人口急減の真実』 講演資料 1~人口減少対策編

『競わない地方創生~人口急減の真実』 講演資料 2~自治体経営&中小企業経営編

『競わない地方創生~人口急減の真実』 講演資料3~働き方を改革する場所に人が集まる編

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ジャンル : 政治・経済

砂漠が日本に1つだけあるが、認知・活用されない理由も『商店街再生の罠』

砂漠が日本(しかも東京)に1つだけあると知っていますか?

8割以上の人が知らないと思うが、大島(東京から高速船で100分の離島)に
日本唯一の砂漠
がある!


写真1) 大島の裏砂漠で、三原山を背景に
大島1

写真2) 大島の裏砂漠にある第一展望所で、広大な砂漠を2人で独占! は嬉しいけど…
ラクダ乗りとか「顧客がしたいコト=体験」を売りに情報発信すれば、観光客が多く来るよ!
大島2


砂漠と砂丘の違い~砂漠は気候で定義 vs 砂丘は地形で定義

 砂丘なら日本に幾つもあるが、日本で最も大きい砂丘は青森県の「猿ヶ森砂丘」って事も
あまり知られていないし、そもそも「砂漠と砂丘の違い」も知られていない。

 砂丘の定義は、風に運ばれた砂が堆積して出来た丘状の「地形」。 だから、
見た目は「砂場」のような、白に近いグレー色。 歩くと、柔らかさに、足が埋まる感じ。

 砂漠の定義は、乾燥した「気候」の地域に、岩石や砂礫で出来た広大な荒れ地。
だから、見た目は写真のような、茶~黒色。 歩くと、ジャリジャリして、滑る感じ。

 大島の火口周辺は、噴火が起きる度、大地や植物を焼いた(乾燥した気候の)結果
日本で唯一の広大な砂漠が出来た。 これは希少価値が高い観光資源ですよね!

 しかし、冒頭で記したように、8割以上の人が「砂漠が日本しかも東京にある」と知らない。
なぜか? 大島の観光業と役場は、自分達が売りたいモノを売ろうとしているから。


拙著『商店街再生の罠~売りたいモノから、顧客がしたいコトへ』

 これは『商店街再生の罠~売りたいモノから、顧客がしたいコトへ』で明らかにした
商店街が衰退した最大の原因「自分達が売りたいモノを売りたい」と同じですね。

 大島の観光業と役場は、特産品や旅館など「自分達が売りたいモノを宣伝」から
「顧客がしたいコトを情報発信」へシフト(改革)しましょう!



編集後記:情報発信は顧客を絞る+顧客目線な「切り口」が重要

 この記事に、東京在住の読者から次2行のメッセージを頂きました。

「日本唯一の砂漠。しかも東京から意外と近い」と聞くと、行きたくなりますね。それに
砂漠を砂丘と比較し、歩いた感じ等の五感で訴求されると、更に行きたくなりました。


 情報発信は、顧客を絞る+顧客目線な「切り口」が大切ですね。


   若者バカ者まちづくりネットワーク 主宰 地域再生プランナー 久繁哲之介

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商店街の講演・経営者の勉強会・自治体の研修で 久繁哲之介が話す事 (1)
商店街の講演・経営者の勉強会・自治体の研修で 久繁哲之介が話す事 (2)
商店街の講演・経営者の勉強会・自治体の研修で 久繁哲之介が話す事 (3)
                  

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観光活性化と商店街再生の鍵は、事業者が相互に「助言、顧客紹介」

 大島(東京から高速船で100分の離島)で11月14日(火)に観光活性化と起業家育成の
講演会(セミナー)を開催します。 大島で11月14日、久繁哲之介の講演会(チラシは、こちら)

 離島での講演会ゆえ「来てね」とは言いませんが、観光活性化と起業家育成に加え
商店街再生に有効な内容ゆえ概要を、4段階に分けて紹介します。

1段階: 大島町の起業者(特に、若者、よそ者=移住者)が開発した
美味しい料理・特産品を、参加者全員で楽しく堪能します。

2段階: それぞれの料理・特産品に対して、皆が相互に「助言、顧客紹介」しあう。
ここで重要なのは「商品間(物と物)、起業者間(人と人)、人と物」の連携を図る事。

 連携が必要な理由は、個々の物・人を、ばらばらに「大島には、色んな魅力がある」等と
身内の目線で宣伝しても、顧客に価値は伝わらないから(自治体は、こうして失敗)。

3段階: 私は、ファシリテータを担うが、よそ者=顧客の目線で辛口な助言を行う。
辛口かつ顧客目線に徹するのは、身内では難しく、私は嫌われる覚悟をもって助言。

0段階: よそ者の私が大島の連携を助言する為、私は講演の前日から
大島で起業者たちと交流を重ねる。 基本的な助言はこの段階で行う。


     若者バカ者まちづくりネットワーク 主宰  地域再生プランナー 久繁哲之介

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            講演内容サンプル
『競わない地方創生~人口急減の真実』 講演資料 1~人口減少対策編

『競わない地方創生~人口急減の真実』 講演資料 2~自治体経営&中小企業経営編

『競わない地方創生~人口急減の真実』 講演資料3~働き方を改革する場所に人が集まる編



『競わない地方創生~人口急減の真実』 amazon紹介文
【間違った前提で考えない。現場視点の現実的な方策】

● 「子育て世代が格安な価格で入居できる公営住宅」で人口を急増させ、「成功事例」とされた自治体の人口はその後急減した。「人口を金で買う」より有効な方策がある。 【→解決法は第1章】

●大企業の地方移転を政策化しても投資対効果は非常に低い。本社を移転しても、
採用枠は非常に狭い。最大の問題は、普通の若者に実現しない期待を抱かせる罪深さにある。 【→解決法は第4章】

● 「地域おこし協力隊」は定住率48%。起業率4%。「大きな成果を上げている」というのはタテマエで、でっちあげられた偽りの「成功事例」だ。 【→解決法は第1章】

● 役所の3悪は「計画に金と時間を浪費」「大きな事業が大好き」「真似ばかり」。 【→解決法は第2章】

● 「協働」がうまくいかない3つの理由。① 主役の座と手柄を協働者に譲らないで、自治体が欲しがる。 ② 協働者である市民にタダ働きを強いる。  ③自治体はコストとリスクを取っていない。 【→解決法は第4章】

●役所の中小企業支援策は「再生、創生」のネーミングとは裏腹に、存続が困難な企業の寿命を少しだけ先送りする「延命策」にすぎない。 【→解決法は第2章】

●自治体が何か文書化(制度化)するときれいごとやタテマエばかり並べて、形骸化して全く機能しないことが多い。 【→解決法は第5章】

●① 「地方に仕事はない(仕事の東京一極集中)」論のウソ  ② 「地方の若者は大都市へ流出(仕事の東京一極集中)」論のウソ ③ 「東京の出生率は低いから、地方に移住させれば出生率は上がる」論のウソ 【→解決法は第7章】

● B級ご当地グルメブームはなぜ終焉したのか。問題は? 【→解決法は第6章】


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プロフィール

地域再生プランナー

Author:地域再生プランナー
久繁哲之介の見識が当ブログ、
以下の本でご覧頂けます。

『地域再生の罠』ちくま新書
『日本版スローシティ』学陽書房
『コミュニティが顧客を連れてくる~愛される店・地域のつくり方』
『商店街再生の罠』ちくま新書

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