起業・事業の成功は「過去の成功例、現在の課題、未来の変化」の3視点で考える~起業の名著『STARTUP』書評

 起業・事業のネタを見つける視点は、時系列で3つに分けることができ、
起業・事業の成功はこの「3つの視点を組み合わせて、考える」事で実現します。

1)過去の「他人の成功例」
2)現在の「自分の課題」
3)未来の「変化」



過去の成功例だけを、考えないで猿真似する事業は、失敗

 自治体の事業は、この成功法則とは正反対だから、失敗しがちです。つまり、
過去の他人の成功例だけを、考えないで猿真似」するから、失敗するのです。

 アフターコロナ・ウィズコロナでは、現在と未来が激変します。結果、
現在の自分と、過去の他人では従来以上に、状況と能力が変わります。

だから、3つの視点は従来以上に、現在と未来を重視する必要があります。
より具体的に言うと、起業のネタは、現在と未来から見つかります。

 起業の名著『STARTUP 優れた起業家は何を考え、どう行動したか』は、以上の内容が
よく分かります。 それを本書の南壮一郎さん(以下、南氏)のケースで説明しましょう。


起業・事業のネタは、現在と未来から見つかる

 南氏は大学卒業後、外資証券会社で5年勤務後、プロ野球の楽天球団の設立に関わる。
楽天で2年働き「もっと大きな世界で挑戦したい」という思いから、転職活動を始める。

 転職支援会社やヘッドハンター27人と転職活動を進めるが、大きな世界で挑戦できる
「ハイクラスな転職支援」が全く存在しない不満を抱く。 この不満が起業の契機となる。

 つまり、転職支援会社やヘッドハンターは過剰な市場なのに「ハイクラスな転職支援」市場は、
ぽっかり穴が空いているから、このニッチ市場に特化した転職支援会社を起業しようと。

 未来を考えると、雇用の流動化・働き方改革が進み、転職市場は大きな世界になりそう。
海外に目を向けると、欧米には「ハイクラスな転職支援会社」が存在する。その成功例を調査、
南氏は2009年、ハイクラスな転職支援会社「ビズリーチ」を起業する。直近の年商は約157億円。


起業は「現在の競合度、未来の成長度」で決断

 南氏の成功要因を私的に要約します。

1 現在の「自分の課題(ある市場への不満)」から、起業のネタを発見
2 起業ネタが、現在は競合がいない・少ない事、未来は成長市場である事を確認
3 過去の成功例は、起業の内容を決めた後、その内容に特化して調査





 若者バカ者まちづくりネットワーク主宰 都市研究家 地域再生プランナー 久繁哲之介

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