忖度させる首長が公務員と地方を劣化させる~監督解任で日本サッカーは再生

衰退が「スポーツと企業はトップの責任 vs 役所は責任転嫁」

 サッカーW杯で日本の快進撃(再生)要因の1つに、監督の解任・交代がある。
前監督時代の末期、チームは勝てない→選手の意欲喪失という劣化が顕著だった。

 マスコミの報道は多くが「監督の解任は、必要だったし、正解」である。 このように、
スポーツや企業の場合、組織が劣化・衰退した責任を、トップが全てを負う。
マスコミや専門家は、劣化・衰退した組織のトップ(監督、社長)を容赦なく、叩く。

 この常識を、劣化する役所&衰退する地方も、適用すべきだが、そうなっていない。
公文書の改竄が続く役所も、衰退し続ける地方も、トップ(首長)は責任を取らない。 

 更なる問題は、トップの首長が、己の責任は棚上げして、人口減少や東京一極集中など
外部環境に責任を転嫁する事。 マスコミや専門家も、責任転嫁論に同調する。

つまり「地方の衰退は人口減少や東京一極集中が悪い」という提灯記事を書き、
首長に助け舟を出す。 結果、ダメな首長が多選で、権力の座に居座り続ける。


首長の責任転嫁への同調=忖度が、公務員と地方を劣化させる

 マスコミや専門家の、ダメな首長の責任転嫁論への同調を「忖度」と言う。
官・首長という権力に事実を指摘すると、干される。干されたくないから「忖度」する。

 忖度。昨年の流行語大賞だが、官という権力に忖度するのは、公務員だけでなく
マスコミも同罪であり、罪の源泉は忖度させる権力者の側にある、と上記より分かる。

 衰退した地方の創生に、最も必要なのは、トップの首長が責任を取って辞める事。
トップに「忖度させない」常識と能力が有れば、サッカーと同様、衰退した地方も創生する!

 
忖度させない常識ある首長に交代して、人口が急増した成功例

 例えば、石破茂・元地方創生大臣が成功例と喧伝していた島根県の離島、海士町の話。
山内道雄町長が自分と公務員の給与を削減。給与削減幅は役職に応じて16~50%。

 ラスパイレス指数は72。日本で最も給与が低い自治体となる。 町長と公務員の
給与カットで浮いた金は「まちの未来への投資に使う」と宣言する。

 この「身を切る改革」を町民と移住者が共感! 町民は補助金は要らないと言う。
移住者は改革を始めた2004年4月から5年半で144世帯234人へ急増する。
 後の5年も、移住者は急増。 移住者が人口に占める割合は2014年に2割を超えた。

海士町は、まさに「常識と能力ある首長に交代すれば確実に、地方は創生する」成功例!
事実を逆説的に言えば、ダメな首長が多選で、権力の座に居座る地方が衰退し続ける

 以上のような不都合な真実を、拙著『競わない地方創生~人口急減の真実』で、
豊富な事例と共に詳解しています。


『競わない地方創生~人口急減の真実』 目次

第1章 人口減少対策をビジネスの基本から導く
第2章 弱者(地方都市、中小企業)の経営は、強者とは正反対
第3章 弱者は競争するな。自分が1番になれる軸を創る
第4章 1番になる最良の方法は、協働という「働き方」
第5章 学習しない高給な公務員が、地方を滅ぼす
第6章 顧客価値は顧客目線な遊び心から創造される
第7章 現象でなく原因を考えると、人口急減の理由が分かる


       
   若者バカ者まちづくりネットワーク 主宰  地域再生プランナー 久繁哲之介

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            講演内容サンプル
『競わない地方創生~人口急減の真実』 講演資料 1~人口減少対策編

『競わない地方創生~人口急減の真実』 講演資料 2~自治体経営&中小企業経営編

『競わない地方創生~人口急減の真実』 講演資料3~働き方を改革する場所に人が集まる編
 
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ジャンル : 政治・経済

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『地域再生の罠』ちくま新書
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