内定辞退率63%のブラック自治体が露呈した「マザコン、指示待ち」

ママの指示に従って就職する「マザコン」ほど「指示待ち」になる

 昨年末、北海道庁(以下、道庁)が公表した「大卒採用の内定辞退率が63%と高い問題と、
道庁の解決策(政策)」の異常さが話題を集めた。

 北海道職員 内定辞退6割超 知事も衝撃:毎日新聞17/12/29 を以下に要約。
道庁の対策(政策)の異常さを (すぐ分かると思うが) 考えてみよう!

“大卒者の内定辞退率は2013年から2016年で、19%→37%→59%→63%と上昇し続ける。
内定辞退者の就職先は多い順に、国40%弱、札幌市30%弱、他の市町村自治体30%弱、
民間企業4%。高橋はるみ知事は12月28日の記者会見で「(内定辞退率は)衝撃的だ。
意志と能力に優れた人材を採る努力をしたい」と対策を急ぐ考えを示した。道人事課によると
対策(政策)は「まず保護者の理解を得よう」と昨年から保護者向けのガイダンスを実施。
さらに今年は、内定者全員に知事メッセージを送ったが、歯止めがかかっていないという。”



間違った前提から導く政策は必ず間違う~政策は前提を検証

 記事は「政策を繰り出しても、歯止めがかかっていない」と指摘するように、結論は一見
「役所の政策立案能力の欠如」を指摘したように見える。

 しかし実は、この愚策を導く「公務員はマザコンが多い」という前提こそ最も異常な問題。
 内定辞退を減らす政策として「保護者向けのガイダンス」を導く前提は、公務員志願者は
「ママがここ(道庁)に就職しなさいと言えば、ママの指示に従う(以下、これ)」である。

 これを俗に「マザコン」そして「指示待ち」と言う。 つまり、
ママの指示に従う「マザコン」ほど就職後、上司の「指示待ち」になりやすい。

 道人事課=公務員は、これを政策に導いた前提から、自分が
ママの指示に従って就職した「マザコン」であると露呈してしまった。 

結論1 間違った前提から導く政策は必ず間違う。 つまり、
政策が失敗した原因は、政策そのものではなく、政策を導く前提にある



公務員が「地方勤務は嫌、移住も嫌」だから、地方は衰退
 
 内定辞退率(離職率)の高い就職先を、ブラック自治体(ブラック企業)と言う。
なぜ道庁は、ブラック自治体なのか? 辞退者の就職先と、以下サイトで分かる。
 現役の公務員と離職者の本音~平成29年4月採用 北海道職員になろう

大都市(東京や札幌市)に住みたいから、国家公務員か札幌市に就職したい。
転勤(地方へ移住)したくないから、転勤が無い札幌市か他市町村に就職したい。

 公務員(志望者)の多くに「地方(過疎地)勤務は嫌」「移住(転勤)も嫌」という、
異常な特性(以下、この特性)が見られる。

 この特性は、民間の人なら普通である。 しかし「地方創生」や「移住推進」を
重要な政策として推進する義務がある公務員なら、この特性は異常である。

 なぜなら「自分は嫌、自分は実践できない策」を「他人には強要している」から。
自分は嫌だから実践できない事を、他人には強要する政策は、成功する訳がない。

 だって、自分は嫌だから実践できない政策は、他人(市民)も実践したくないから。
公務員が自分は「地方勤務は嫌、移住も嫌」なら、地方は衰退しますよ。

結論2 自分が実践できない事を、他人には強要する政策は、成功する訳がない。
当事者意識に基づく「自分が好きで実践できる」政策だけが、成功する。




ブラック自治体・ブラック企業の撲滅へ、働き方改革

 内定辞退率(離職率)を下げる解決策は、言うまでもないが、働き方改革、です。
しかし、ブラック自治体は、働き方改革は実践しないで、ママの指示が解決策だと錯覚。

結論3 ブラック自治体・ブラック企業の撲滅へ、働き方改革を!



   若者バカ者まちづくりネットワーク 主宰 地域再生プランナー 久繁哲之介

講演・執筆ご依頼、著者プロフは、こちら

           講演内容サンプル
商店街の講演・経営者の勉強会・自治体の研修で 久繁哲之介が話す事 (1)
商店街の講演・経営者の勉強会・自治体の研修で 久繁哲之介が話す事 (2)
商店街の講演・経営者の勉強会・自治体の研修で 久繁哲之介が話す事 (3)

        
関連記事

テーマ : 地方自治
ジャンル : 政治・経済

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

地域再生プランナー

Author:地域再生プランナー
久繁哲之介の見識が当ブログ、
以下の本でご覧頂けます。

『地域再生の罠』ちくま新書
『日本版スローシティ』学陽書房
『コミュニティが顧客を連れてくる~愛される店・地域のつくり方』
『商店街再生の罠』ちくま新書

講演・執筆ご依頼は以下クリックして下さい。 電話は禁止!

カテゴリ
久繁哲之介の本
【楽天ブックスならいつでも送料無料】日本版スローシティ [ 久繁哲之介 ]

日本版スローシティ  (学陽書房)
価格:2,700円(税/送料込)

リンク(拙著書評、講演記録など)
最新記事
記事を検索
月別アーカイブ
天気予報

-天気予報コム- -FC2-
QRコード
QR