議員と公務員は、質問のレベル低すぎ~議員改革は質問の改善から始めよ

質問も政策も、他人に役立つ他者目線が必要

 議員と公務員の質疑応答レベルが低すぎる話は枚挙に暇がない。
この中身と解決策について、質疑応答の場を以下の2つに分けて論じたい。

1)講演会や市民懇談: 話題を「記録には残さないが、政策に活かす」場
2)議会: 話題を「記録に残す、政策に活かす」場


 私は「記録」と「政策」という2軸で分類したが「議員と公務員が政策に活かさない」話は
ありえないので、分類結果は上記の2つになる。 しかし、議員と公務員の殆どは、私が
講師を務める「講演会での話題・質疑応答を、政策に活かす意欲が無い」事に驚く。

 政策に活かす意欲が無い議員と公務員の質問は結果的に、レベルが非常に低い。
1)私が講師を務めた議員研修・自治体職員研修での出来事を例に説明しよう。

 講義後の質疑応答タイムが始まっても、すぐ誰かが質問するケースは少ない。
沈黙に耐えかねた議員と公務員の司会者は、おきまりの次セリフを発する。

「せっかくの機会です。どんな内容でも結構です。なんでもいいので質問どうぞ」
 この定型セリフ後、本当に「なんでもいい(どうでもいい)質問」が連発する。 


なんでもいいから、自分の為だけに質問する「バカの壁」

 なんでもいい訳がない。 質問も政策も、他人にも役立つ他者目線で創らないと皆が困る。
「なんでもいいので質問どうぞ」って非常識さに、いつも私は呆れる。 理由は主に以下2つ。

1 なんでもいい(どうでもいい)質問は、参加者(100人前後)の貴重な時間を奪う。 
2 どうでもいい質問は、参加者の本来目的「研修後に政策へ活かす」意欲を弱めてしまう

 なんでもいい(どうでもいい)質問を犯す輩には、次3つの特徴がある (③が圧倒的に多い)。
① 予習していない から、事前学習に指定された資料に書いてある事を質問するバカ
② 遅刻や居眠りで、講師の話を全て聞いていない のに、皆は聞いた話を質問するバカ
③ 自分の事しか関心が無い から、質問でなく、自分の話を皆に聞かせるバカ(注)

注)バカの定義は、名著『バカの壁』に基づく。つまり、自分の事しか関心が無い自分目線は
他者目線との間に、壁があり、他者の時間・意欲を奪う己の愚かさに気がつけない。



議員改革は質問の改善から始めよ

2)なんでもいい(どうでもいい)質問は、国会・地方議会でも、以下の如く、頻発している。 
 首相も呆れ顔~ 野党議員の“お粗末”質疑
 地方議員の低レベル化が加速~ マスコミの監視届きにくく、やりたい放題
 「議会質問のコツ教えます」地方議員向けに有料サービス~ 問われる資質


 明日は参院選。 議員を選ぶ私の基準は「議会で国民目線な、質問が出来る」事。
残念ながら現在の議員は議会で、まともな質問ができない。 まともな質問が出来ないと、
ダメな現状を変えられないし、為政者は暴走できてしまう。

 議員と公務員は国民目線な質問力を高めるには、どうすればよいか?
『競わない地方創生~人口急減の真実』を読むと良い。



『競わない地方創生~人口急減の真実』 amazon紹介文
【間違った前提で考えない。現場視点の現実的な方策】

● 「子育て世代が格安な価格で入居できる公営住宅」で人口を急増させ、「成功事例」とされた自治体の人口はその後急減した。「人口を金で買う」より有効な方策がある。 【→解決法は第1章】

●大企業の地方移転を政策化しても投資対効果は非常に低い。本社を移転しても、
採用枠は非常に狭い。最大の問題は、普通の若者に実現しない期待を抱かせる罪深さにある。 【→解決法は第4章】

● 「地域おこし協力隊」は定住率48%。起業率4%。「大きな成果を上げている」というのはタテマエで、でっちあげられた偽りの「成功事例」だ。 【→解決法は第1章】

● 役所の3悪は「計画に金と時間を浪費」「大きな事業が大好き」「真似ばかり」。 【→解決法は第2章】

● 「協働」がうまくいかない3つの理由。① 主役の座と手柄を協働者に譲らないで、自治体が欲しがる。 ② 協働者である市民にタダ働きを強いる。  ③自治体はコストとリスクを取っていない。 【→解決法は第4章】

●役所の中小企業支援策は「再生、創生」のネーミングとは裏腹に、存続が困難な企業の寿命を少しだけ先送りする「延命策」にすぎない。 【→解決法は第2章】

●自治体が何か文書化(制度化)するときれいごとやタテマエばかり並べて、形骸化して全く機能しないことが多い。 【→解決法は第5章】

●① 「地方に仕事はない(仕事の東京一極集中)」論のウソ  ② 「地方の若者は大都市へ流出(仕事の東京一極集中)」論のウソ ③ 「東京の出生率は低いから、地方に移住させれば出生率は上がる」論のウソ 【→解決法は第7章】

● B級ご当地グルメブームはなぜ終焉したのか。問題は? 【→解決法は第6章】



     若者バカ者まちづくりネットワーク 主宰  地域再生プランナー 久繁哲之介

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            講演内容サンプル
『競わない地方創生~人口急減の真実』 講演資料 1~人口減少対策編

『競わない地方創生~人口急減の真実』 講演資料 2~自治体経営&中小企業経営編

『競わない地方創生~人口急減の真実』 講演資料3~働き方を改革する場所に人が集まる編
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ジャンル : 政治・経済

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『地域再生の罠』ちくま新書
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