人口減少対策の成功例と失敗例が分かる『競わない地方創生~人口急減の真実』

失敗事例を自治体やマスコミが成功と盲信する 2つの弊害

サンデー毎日4月24日号に、先月刊行した拙著『競わない地方創生~人口急減の真実』を
紹介する形のインタビュー記事が、3頁の誌面を割いて掲載されています。

 記事の構成は、拙著で紹介する「人口減少対策の成功例と失敗例」を
私が解説した後、その自治体にサンデー毎日さんが直撃インタビュー。

 読みどころは、人口減少対策の成功例として有名な長野県の下條村が、実は数年も前から
人口急減に陥り「成功例ではないのに、専門家の多くが未だに成功例と喧伝する弊害」です。

 失敗事例を自治体やマスコミが、成功例と盲信すると、次2つの深刻な弊害を生む。
1.失敗例に視察や取材が殺到し続ける
2.間違った政策が立案され、他都市で真似され続ける




下條村を人口減少対策の成功例と、ウソを未だに言うNHK

 NHKが昨年12月12日に報道した以下の番組は、弊害の典型ですね。
NHK金曜eye~地域再生"招きびと"大集合! ←クリックすると番組の概要が分かる

 下條村の人口は数年前から急減し、2014年には4000人を割りこみ、2015年は3948人。
人口が急減し続ける事実を調べもせず、ウソを全国に発信するNHKの罪は小さくない!
 
  下條村の総人口推移は以下の通り。
年度(年) 1980  1990   2000  2005    2014  2015
人口(人) 4078  3859   4075  4210    3998  3948 

 NHKが下條村を「人口減少対策の成功例」と、事実ではない情報を垂れ流す結果
「他の自治体による視察と真似」が今も続く下條村は、さぞ困惑しているでしょう。

 サンデー毎日の直撃インタビュー内容を、ネタバレにならない程度に引用します。

「格安家賃に惹かれて移住したが、この地域には高校がなく、電車で通うにも本数が少ない。このため、子どもの進学を期に転出する世帯が多いのです」 (下條村総務課)

さらに他の自治体も似たような移住支援政策を打ち出したため、県内の子育て世代という〝限られたパイ〟を巡る競争になってしまったという。 「今後は農業などの起業支援で村おこしを考えています。簡単な道のりではありませんが・・・」 (下條村総務課)



『競わない地方創生~人口急減の真実』 目次

第1章 人口減少対策をビジネスの基本から導く
第2章 弱者(地方都市、中小企業)の経営は、強者とは正反対
第3章 弱者は競争するな。自分が1番になれる軸を創る
第4章 1番になる最良の方法は、協働という「働き方」
第5章 学習しない高給な公務員が、地方を滅ぼす
第6章 顧客価値は顧客目線な遊び心から創造される
第7章 現象でなく原因を考えると、人口急減の理由が分かる



     若者バカ者まちづくりネットワーク 主宰  地域再生プランナー 久繁哲之介

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