顧客と女性に「モテる」には? マニュアルに依存せず、エスノグラフィを!

顧客に「モテない=商品を売れない」オヤジ商店主と、
女性に「モテない=自分を売れない」未婚男性は、共通点が多い!

 一番の共通点は「モテる意欲が低い」こと。 それが、モテない本質なのに、
商店街再生や婚活に、自治体は本質はずれな補助金を投入して、効果を出せていない。

「モテる=売れる」男になるには、本人が意欲をもつことが必要不可欠です。

 顧客&女性に「モテる=売れる」意欲をどう引き出すかを、今月発売の拙著
『商店街再生の罠』(ちくま新書)で紹介した「エスノグラフィ」から導いてみます。

 外国人の観光客に「売れる商品&サービス」を考えて「売れ」!
という指令を受けた場合、あなたは、どういう調査企画を実施しますか?

 まず、外国人観光客の増加程度・どの国から来ているか等、データを見ます。例えば
「日本政府観光局が今月21日に「先月7月は月間の外国人観光客が初めて百万人を突破。
これは対前年度18%増であり、増加は東南アジアからの観光客による」と発表しました。

 こういうデータだけでは、商品企画はできないので、私は講演に行く先々
(電車内、レストラン、ホテル等)で「自分の目で、外国人の行動を観察」しています。

「行動観察=エスノグラフィ」から、私は次2点に注目しました。

1)アジア系の観光客は確かによく見るが、以前から多かった。今夏は
 欧米系の観光客を、非常に多く見かけます。

2)アジア系観光客の客層は(日本人と同様に)「中高年女性のグループ」が圧倒的に多い。
 一方、欧米系の観光客は、老いも若きも「カップル」が目立ちます。

 以上2点を、商品&サービス開発の「仮説」として使います。 つまり、
1)による違い= アジア系観光客と、欧米系観光客による 「お国柄の違い」と
2)による違い= 中高年女性の観光客と、カップル観光客による 「行動単位の違い」と
 どちらを重視すべきか? という仮説をもって、エスノグラフィを更に続けます。


 先日、名古屋から東京へ帰る新幹線(ひかり)に乗ると、車両の左側半分が
欧米系の若いカップルでした。 やはり、欧米人は「カップル文化」ですね。

 私は彼らを、米原から乗車したツアー客と推測しました。
なぜ私は、外国人に人気の観光地「京都でなく、米原から乗車した」と推測したのか?

女性の数人が「ひこにゃんの、ぬいぐるみ」を大切そうに抱いていた行動を観察したからです。
ひこにゃん等、ゆるキャラの商品開発に関しては「お国柄の違い」より
「行動単位の違い」を考慮した方が良さそうですね。

 
 新幹線に乗車30分後、面白いシーンを目撃しました。 
ひこにゃんを大切そうに抱いていた女性の一人がトイレか何かで
ひこにゃんを彼氏に預けて席を離れました。

 イケメンの彼氏は、ひこにゃんの「モテる秘密」を分析するような鋭い視線で
様々な角度から眺めた後、ひこにゃんを座席に叩きつけたのです!

 イケメン欧米人の、ぬいぐるみに「嫉妬する男心」は置くとして
「彼女が関心を示すコトを探る意欲」を、日本人の男性・商人は見習うべき!

 売れない男(商品を顧客に売れない商店主、自分を女性に売れない未婚男性)は急増して、
商店街再生や婚活に補助金を使うのが当然視される今、私は以下を提案したい。

「顧客や恋人にしたい人が何に関心を示し、関心事の魅力を探って、その一部でも
自分・自店の魅力に付加する」ことに、もっと貪欲に
なりましょう!


若者バカ者まちづくりネットワーク」主宰 久繁哲之介
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テーマ : 地方自治
ジャンル : 政治・経済

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『地域再生の罠』ちくま新書
『日本版スローシティ』学陽書房
『コミュニティが顧客を連れてくる~愛される店・地域のつくり方』
『商店街再生の罠』ちくま新書

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