商店街再生講座1~顧客を増やす王道「相互紹介=連携」

 顧客を増やすには「顧客を紹介してもらう」事が、最も有効な手法と言われます。
ここで留意すべきは、自分も相手に貢献しないと「紹介してもらえない」事です。

 この問題を解決する王道が「相互紹介=連携」です。
「相互紹介」は、メルマガなどSNSで読者を増やす場合にも多用されています
(twitterの場合は「相互フォロー」と言います)。

 私は「商店街再生や地域再生にも、相互紹介の活用」を提案しています。
具体例として、栃木県日光市の「プラチナホームいまいち(以降、プラチナと略す)」を紹介します。

 プラチナは、まちづくり会社が運営する「地域再生を目指す施設(注)」です。
(注)地域再生を目指す施設は、アンテナショップなど地域によって呼称が異なります。

 プラチナにはギャラリーがあり今、隣接する鹿沼市の名産「ミニほうき」の展示と
手作り体験イベントを開催しています(写真2)。
 
 他の「地域再生を目指す施設」が、自地域の名産を展示=自画自賛して成果を出せない中、
プラチナは他地域の名産を紹介=他人目線で称賛していることに注目しましょう。

 この違いは「顧客目線」と「下から目線」で考えると分かり易い。
 
自店の商品だけを自画自賛する商店主、自慢話がクドイ上司は、イヤですよね?
他店を称賛できる商店主、部下を褒める上司の方が、信頼度・共感度が高いですよね! 


 プラチナの取組は、他にも良い点が多くあります。2つ紹介しましょう。
1) 箱物は撤退した金融機関のビルを「射抜きで使う」ことで、ムダな箱物を造らない(写真1)
2) ギャラリーのスタッフ「おじいちゃん」が実に、活き活きと働いていた(写真3)
 

街の活性化とは、箱物を造る事だと勘違いしている方が多いのですが、
人が活きる仕組みと、その場を創ることが最も大切です!



写真1)プラチナホームいまいち 遠景
enkei.jpg

写真2)プラチナホームいまいち 近景
kinkei.jpg

写真3)ミニほうきと、説明してくれたスタッフ
staff.jpg


おまけ写真)奥日光三名瀑の一つ「湯滝」
日光11



若者バカ者まちづくりネットワーク」主宰 久繁哲之介

地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか?地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか?
(2010/07/07)
久繁 哲之介

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テーマ : 地方再生
ジャンル : 政治・経済

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素晴らしい本でした

一昨日、ご本の評判を聞いて、帰りに買って今朝読み終わりました。

個人的には、良く似た認識と趣旨で、自治体を中心にハードに関する提言を行っていて、ことに自転車レーンの設計に関しては、昨年の警察庁の方針に続いて、最近発表された国土交通省の通達にも影響を与えたと見ています。

本音では、この本が出る前に出しておいて良かった、そうじゃなければ、若者の志向や行動に関する認識では、先例の受け売りとい言うか、パクったと言われても文句が言えない状況でした。

ですので、機会があれば、拙著にもご一瞥をいただくことがあれば、必ずやお役にたてるものと自負しております。
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Author:地域再生プランナー
久繁哲之介の見識が当ブログ、
以下の本でご覧頂けます。

『地域再生の罠』ちくま新書
『日本版スローシティ』学陽書房
『コミュニティが顧客を連れてくる~愛される店・地域のつくり方』
『商店街再生の罠』ちくま新書

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