公務員と議員が読むべき本:7 勝間和代『効率が10倍アップする新・知的生産術』書評

効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法効率が10倍アップする新・知的生産術―自分をグーグル化する方法
(2007/12/14)
勝間 和代

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 今回から最終回まで5回連続で、地域再生とは「異分野」の本と
その著者に学びます。

 地域再生・地域づくりを「異分野」に学ぶ理由と重要性を考えてみましょう。
それは、地域再生・地域づくりの「専門家の問題点」から導くことができます。
専門家の問題点を端的に示すキーワードは、次の通りです。

 脱「排他的な タコ壺研究」→ 地域づくりに「コラボレーション」を! 

これは『地域再生の罠』173頁の次部分に集約されています。

 海外で建築家として認められるためには芸術や思想状況も知っていなければならない。
 つまり、文化人でなければならない。
 

 そう、日本の土建工学者(土木、建築、都市工学)は、それぞれの
狭い研究分野(タコ壺)の中でのみ通用する「技術」力を発揮することには
熱心だけれども、文化や人の思想については、知ろうともしていない。

 このような「排他的なタコ壺研究」の本を、もし
まちづくりとは違う分野で刊行すれば、容赦なく「くそ本」と烙印を押されます。

 パレートの法則は、本にも適用されるようです。
本の8割は「くそ本」と指摘される勝間和代さんと小飼弾さんの著作を
今回と次回で紹介します。

講演を開くこと、聞くことが目的化してはいませんか?

 勝間和代さんは近年、著作を量産しています。私はその殆どを読んでいますが
次に注目したい。

 読書や講演を終えて、貴重な助言をすぐに実行できる人は5%未満。
実行を挫折せず、持続できる者はその5人に1人。つまり、全体の1%。
成功の条件は、有益な「知識」を得たら、すぐに「実行」して、持続させて
「定着」させること。こんな解りやすいことを実践するだけで上位1%に食い込める。


『効率が10倍アップする新・知的生産術』272頁には、
この主張が次のように公式化されています。

  成果=知識×実行割合×定着率
 
 勝間さんは、「実行割合」が5%未満と低すぎること、定着率も20%と低いこと
を問題視しています。これと全く同じことが、地域再生の世界でも見られます。

 地域再生に取り組む地域では、よく講演を開きます。
彼らの多くは「講演を聞きっぱなし」にしています。
 なぜでしょうか。

 一番多い理由は「講演会を定例で開く」からだと思います。
例えば、新春恒例の講演会、毎月など定期開催の講演会などです。
私に依頼のあった講演会も約半分は、この種のものです。

 私の印象では、講演を「開くこと、聞くこと」が目的化しているようです。
目的化するほど、他の地域と横並びで講師は選ばれる。
 まちづくりは、事例も講師も他地域と横並びで選ばれるのです。



     若者バカ者まちづくりネットワーク 主宰  地域再生プランナー 久繁哲之介

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『地域再生の罠』ちくま新書
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