公務員(特に中途採用者)の「期待される役割vs現実」

 以下ブログは、中途採用「公務員の現実(仕事ぶり、待遇)」が鮮明に描かれています。
民間経験者採用の地方公務員が「公務員のお仕事」を語るBLOG
 
 このブログの「次のくだり」を皆さんは、どう解釈(評価)しますか?

「県の行う展示会に、最低20の参加業者を集めろ」
などと(上司から)言われて、平身低頭で企業周りを行い
断られたり、イヤミを言われながら集める
 なんてことは多々あります。


 ここには「自治体問題の本質」が見られます。つまり
官と民では、発想が全く逆
です。 

 民間の発想であれば
「売上や販路を増やしたい企業が20もあるから、何か対策を取ろう」です。

 民間の発想は「企業が売上や販路を増やす」ことが目的なので
対策の手段は「展示会」に限りません。 まず、昨年の展示会は効果が有ったか
検証(反省)を行い、次に最新の市場(顧客)分析を実施すれば「展示会より
facebookの方が顧客と繋がりが出来やすい」など新たな意見が出る
ものです。

 一方、官(役所)の発想は
「毎年開催する”前例(しきたり)”だから、やらないと仕事してる様に見えない」です。
かつ「去年は20社参加だから、最低20集めないと格好がつかないから、20集めろ」です。

役所の発想は「前例を前例並みにこなす」ことが目的なので
行動は「展示会を昨年並みの規模でこなす」事に限定されます。

 民間企業(市民)は、役所が前例だから役所の体裁づくりの為に開く展示会に、
効果・魅力を何ら見い出せないから「断るか、イヤミを言う」
わけです。
 
 売上や販路が増える可能性を、少しでも感じられるイベント(展示会)ならば
不景気な現在、民間企業(個人事業者=市民)は、こぞって参加するはずです。
 
 こういう「民(民間企業、市民)の発想」を、役所しか知らない公務員では
思いつけない悲しい現実を改革する為に、役所は中途採用を制度化した
わけです。

 役所の中途採用倍率は凄いですね。例えば、佐賀市は183倍です。
佐賀市「職員採用試験(民間企業職務経験者枠)の申込状況について」

 だから、この難関を突破したブログの書き手(民間企業勤務歴10年41歳の某県主査)は
「県の行う展示会に、最低20の参加業者を集めろ」と言う上司へ

「課長、その発想は民と逆で、こうすべきです」 と進言する役割を期待されています。


若者バカ者まちづくりネットワーク」主宰 地域再生プランナー 久繁哲之介

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(2010/07/07)
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テーマ : 地方再生
ジャンル : 政治・経済

tag : 公務員の現実 公務員の役割 公務員の仕事ぶり 公務員の待遇

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