地方都市再生=中心市街地活性化の鍵は「女性の居場所を創る」~久留米市

 『地域再生の罠』読者から、福岡県久留米市の記述について
次の御意見を頂きました。

  久繁さんは『地域再生の罠』にて、久留米市を絶賛しているが
①久留米市の街中も他都市と同じように酷く衰退しているはず、
②では何故、どういう点で久留米市が良いのか?

 まず御意見①、その通りです。
写真1は、久留米市を代表する商店街「一番街」ですが、
歩行者数や空舗数といった目に見える「姿、数字」だけで判断
するならば、酷く衰退しています。

 ②では何故、どういう点で久留米市が良いのか?
この商店街で私が注目したのは、空店舗を利用したギャラリーです。
写真2がそれです。私が訪問した2010年1月19日(火)は
市民絵画サークルが、このギャラリーを借りて「絵画展」を開催していた。

 私こう見えても(私の外見は『地域再生の罠』裏表紙を見てね)
絵画鑑賞が大好きで、この絵画展に立ち寄りました。
 絵画鑑賞後、受付をしていた出品者(つまり、サークルメンバー)
4人の中高年女性(以下、市民と言う)と次のような世間話をしました。

私:地場百貨店の井筒屋が撤退した廃墟ビルに、市の中高年男性は
  また同じような大型商業施設を求める声が強いが、どう感じますか?
市民:廃墟のまま・何も無いよりは、何か施設があった方が良い。でも
  百貨店利用は月に1~2回だし、博多まで30分で行けるから、
  中途半端な百貨店つくっても利用されなくて同じことの繰り返し。
  それよりは、こうやって仲間と集えたり発表できる場が増えるといいね。
私:このギャラリー以外に、そういう場があれば教えてください。
市民:この先の商店街「二番街」は、いい感じ。ベンチが多くて
  その横に市民が植栽をつくり、そこに友達の名前が書いてある。
  友達も私も植栽が気になり、商店街に行ってはベンチで会話している。

 写真3,4がそれです。
これは『地域再生の罠』9章で私が提案する「物語消費」の一例です。
 久留米街中は、絵画や植栽など市民の物語作品を展示する場が幾つかあり、
その場が市民交流を促している。その交流空間の目前に、中高年いわく
「いい感じのお店」もあって、買い物や飲食の消費に繋がる。

 この交流空間で出会った久留米の中高年女性達の表情は皆
とても活き活きとしていた。他の地方都市では
あまり体感できない「心温かい」時間と空間だった。

            写真1
久留米4

            写真2
kuru3.jpg

            写真3、4
kuru1.jpg
kuru2.jpg



     若者バカ者まちづくりネットワーク 主宰  地域再生プランナー 久繁哲之介

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