女性の活躍で地域再生!~北海道・浦河町カフェめぐり

 北海道浦河町で開催した「まちづくりチャリティ講演会」のテーマは
地域再生には女性の活躍が必要!」です。
 講演会の報告は主催者「マルセイ共同燃料」の マルセイ協同燃料ブログ で御確認ください。

 浦河滞在中、女性が起業した御店を何軒か訪問しました。彼女たちの起業は
①地元風景が活きる場所に出店 
②地元食材を使うメニューを開発 
③地元の雇用に貢献 
④お店が地元市民のコミュニティを育む居場所となる
 等、人口1.4万人の浦河町では女性起業家が地域再生に大活躍!


どの御店も非常に素敵なのですが、厳選して4つのカフェを紹介します。

 旅に「癒し」を求める方には、青木としえさんの御店「C0・C0・A」
馬道ひろみさんの御店「Cafeアッシュ」を是非お勧めします。  →1)を参照
 
 旅に「自然景観の眺望とグルメ」を求める方には、海を望む「ぱんぱかぱん」
サラブレッド育成牧場が見える「Eyam」がイイですよ!        →2)を参照
 
 浦河と周辺地域には、見所も多い。                   →3)を参照
まちづくり関係者必見の集客施設もあります。              →4)を参照

 北海道の浦河町は、来訪者の様々な目的を満たせる懐の深い町です。
みなさん、秋の週末と連休には是非、浦河へ行きましょう!


1) 素敵な女性経営者に癒されたい方にオススメの2店

1-1)店名: C0・C0・A     所在地:浦河町西幌別253
   経営者: 青木 敏衛(あおき・としえ)さん
   
 C0・C0・Aは「ギフト販売、雑貨販売、カフェ、駄菓子販売」の御店です。
左の項目ほど御店の利益率が高く、右の項目ほど利益率は低い。特に、一番右の
駄菓子販売は客層が子供なので、殆ど利益は出ません。
 
 普通の経営者なら、左側を重視した経営をしますが、青木さんは
「一番右の駄菓子販売、つまり子供との交流」を最も大切にしています。
 そうしたいからこそ、学校のすぐ傍に御店を開業したそうです。

 地方小都市では「子供の通学に、車の送迎が必要」な家庭が少なくないが
夕方まで迎えに来れない親御さんもいます。行政は学童保育等で対応してはいますが
子供には「しかたなく預けられている、楽しくない」と感じさせる側面が強い。
 こういう「子供の不満は、子供が不満を言葉にできないから表面化しない」。

 青木さんは「緑の”おばさん(おねえさん)”」を務めていて、表面化しない
子供たちの不満を感じとって「子供が楽しく過ごせる居場所創り」を目指します。

 青木さんの御店は、まるで「子供たちの作品展」のようです(写真1~3)。
しかも、青木さんの御店に通った子供の成長が物語として感じとれるのです。
小学4年生の時に「トラの絵(写真2)」を描いた子供が、青木さんの御店に通って
絵を描き続けて、中学生になると「芸術的な作品(写真3)」を描けるほど成長した。
 その子は、どうしても作品を青木さんの御店に置きたいと言う。

 拙著『地域再生の罠』では、締めの提案として「衰退した街中・商店街は
市民の物語が感じとれる”市民の作品展”にして活性化しよう
」と私は主張しました。

 青木としえさんは、私の提案と同じ主旨の「まちづくり(公益事業)」を
小さな地方都市で・小さな御店で実践する素敵な女性起業家です!


写真1 子供たちの作品が並ぶ「C0・C0・A」にて、青木としえさん
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写真2 C0・C0・Aに通った小学4年生が描いた「トラの絵」
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写真3 トラの絵を描いた小学4年生が中学生になって描いた絵(店の棚には駄菓子が並ぶ)
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1-2)店名:  Cafe アッシュ   所在地:浦河町東町かしわ3-3-5
   経営者: 馬道 浩美(うまみち・ひろみ)さん

 Cafeアッシュは、まるで「自分の家」のように寛げる居場所です。
まったり好きな人が一度、アッシュへ行けば絶対「ハマリ」ます。
 私も居心地が良くて、つい長居しました。

 アッシュの「アイコのトマトジュース」と「カボチャのタルト」は、口の中で
とろける感覚を楽しめる絶品。 しかも地元の野菜たっぷりで身体にイイ!

写真4 まったり空間「Cafeアッシュ」にて、馬道ひろみさん
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2) 素晴らしい眺望とグルメを堪能したい方にオススメの2店

2-1)店名: Eyam    所在地:浦河町西幌別358
   経営者: 小野里 百合子(おのざと・ゆりこ)さん

写真5 競走馬育成牧場を望む「Eyam」にて、小野里ゆりこさん(と私)
eyam1.jpg


2-2)店名:  ぱんぱかぱん     所在地:浦河町堺町東1-1
   経営者: 以西 明美(いさい・あけみ)さん

写真6 海が見える「ぱんぱかぱん」にて、以西あけみさん
panpaka.jpg



3) 浦河カフェめぐりの後に訪れたい見所

写真7 海が見える"ルピナスの丘" (浦河町)
浦河夕日


写真8 えりも岬 (えりも町)
erimo.jpg


4) まちづくり関係者必見の施設:新ひだか町地域交流センターピュアプラザ

 地域交流センター(2階)と、スーパー(1階)の相乗効果で
町民(特に高齢者)の交流を促す居場所として注目を集める複合施設です。
 スーパーのレジを出た場所に「ベンチ、テレビ、カフェ、パン屋を兼ねた軽食スペース」
を設けています。 ここに「交流が自然に芽生える」仕掛けがあります。

 この居場所で寛いでいる者と、買物を終えた(レジを通過した)者が、自然な形で出会う。
ベンチでの会話に始まり、長居するならカフェや軽食スペースに移動して食を楽しんだり、
2階に移動して文化行事に参加できる。文化行事後に直ぐ買物できる逆の行動も便利!
 この「買物と食と文化」を連携させる施設が、幾つかの地方小都市で大盛況です。


写真9 2階の地域交流センター
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写真10 1階のスーパー(ベンチやカフェが、レジ前にあるのに注目!)
pure2.jpg


写真11 レジを通過した人と、ベンチに座っていた人の交流が始まる!
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若者バカ者まちづくりネットワーク」主宰 地域再生プランナー 久繁哲之介

地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか?地域再生の罠 なぜ市民と地方は豊かになれないのか?
(2010/07/07)
久繁 哲之介

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久繁哲之介の見識が当ブログ、
以下の本でご覧頂けます。

『地域再生の罠』ちくま新書
『日本版スローシティ』学陽書房
『コミュニティが顧客を連れてくる~愛される店・地域のつくり方』
『商店街再生の罠』ちくま新書

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