起業志向に、空店舗で1日オーナーの機会を提供して地域再生

 就職難やリストラにより、起業志向者は増えています。
特に多いのが、今の仕事や就職活動を継続しながら、とりあえず
「週末だけ、あるいは数日だけ」起業して様子をみたいというニーズが高い。

 私はそういうニーズを以前から肌で感じているから、商店街の空店舗対策に
「日替わりで、あるいは曜日毎に」出店できる制度を提案し続けています。
 しかし、自治体の空店舗対策は未だに「月極契約で、毎日出店」を要求し続けていて
その結果、空店舗は埋まらず、商店街と街中は更に衰退していることを前回お話ししました。

 本日は、「日替わりで」出店できる制度を導入している商店街を
飲食店事例と物販店事例を1つずつ紹介します。
 これを機に「この商店街に注目」シリーズを始めます。


1)日替わりシェフレストラン「かめおか四季菜」

 日替わりシェフレストラン「かめおか四季菜」は、京都府亀岡市追分町の商店街空店舗で
週5日ランチタイムに営業しています。店のシェフ(オーナー)体験を希望する市民は
起業志向者から料理が趣味の人まで「日替わり」で「1日店長」になれます。
 注目したいのは、日替わりで店長が変わる面倒な管理を自治体(亀岡市)がやっていること、
しかも担当部署は商業セクションではなく「農政課」であることです。
 
 自治体の伝統的な商店街空店舗対策(つまり月極契約)制度を知らない「農政課」だからこそ
前例に囚われない「市民志向」な発想ができたのかもしれません。
 役所の担当部署から推測できますが、日替わりシェフレストランの主目的は
「商店街空店舗対策」ではなく、京野菜の産地が「地産地消」を推進することにあります。
しかし、この目的は「商店街空店舗対策」や「起業支援」という効果も十分に発揮しています。
 この制度の詳細は以下、亀岡市のサイトをご覧ください。

  http://www.city.kameoka.kyoto.jp/kouhou/0803/01-1.html


2)日替わり物販店「One day shop」
 
 政令市を除く地方都市で、最も賑わう商店街を教えて欲しいと言われたら私は
東の横綱として、埼玉県川越市の「クレアモール(Crea Mall)」を
西の横綱として、長崎県佐世保市の「四ヶ町&三ヶ町商店街」をあげます。
 
 両者は総延長が1㎞と長いなど、多くの共通点を見出すことができます。
詳細は後日、お話ししますが、その中で「今日は、どんな店や商品があるんだろう」と
消費者に期待させる仕掛けがあります。その一つとして「クレアモール」にある
日替わり物販店「One day shop」を紹介します。

 日替わり物販店「One day shop」に、自治体は全く関与していません。
「ふじ」という民間事業者が空店舗を借りて、ふじが
「1日店長」の募集と管理を行います。いわゆる「サブ・リース」方式です。

 私が訪問した折の「1日店長のお店」には、アパレル・雑貨・本が所狭しと並び、
多くの女性客がフラッと入店する姿が見られました(以下、写真)。

 この「One day shop」は、消費者に「今日は、どんな店や商品があるんだろう」と
期待させる効果があります。注目すべきは、その消費者ニーズを店側も解っていて、
「入りやすい、出やすい店」づくりをしています。

 拙著『地域再生の罠』と『日本版スローシティ』で繰り返し指摘しましたが、
顧客に利用されない店は「入りにくい、出にくい」雰囲気が漂っています。
 衰退する商店街と、下の写真とを比較すると、その差は一目瞭然でしょう。


川越1日ショップ



     若者バカ者まちづくりネットワーク 主宰  地域再生プランナー 久繁哲之介

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駐車場も住居も月極より短期間の賃貸~なぜ空店舗対策は未だ月極だけなの?

 私は『日本版スローシティ』と『地域再生の罠』で、幾つか同じ提案を繰り返し主張した。
その一つに、商店街の空店舗に運営者を募集する所謂「チャレンジ・ショップ」を
「日替わり、曜日毎」制度を導入しよう!という提案がある。

 現状の「チャレンジ・ショップ」の契約期間は、どんなに短くても月極が基本で、
できるだけ長期間(できれば2年)かつ毎日、店を開けることを要求される。
 この理由は単に、管理者(自治体)の「収益の最大化」と「管理コスト最小化」に他ならない。

 かつては住居も駐車場も、契約期間を2年と想定した「月極」契約が基本だった。
契約時に家賃数ヶ月分の手数料やら仲介料を取られ、以後は「月極」の家賃が
「前払い」で要求され、退去するには数か月前に通知する義務まで負わされる。
 この理由も、やはり管理者の都合、すなわち「収益最大化」と「管理コスト最小化」である。

 しかし、十年以上前から、住居には「ウイークリー・マンション」など「週間契約」が出来た。
駐車場には、時間貸し駐車場システムで急成長したパーク24等の「時間契約」が出来た。

 この変化の理由は単純明快、供給過剰である。
バブル崩壊後、街中の土地用途は「賃貸の住居か駐車場」に限定されて、
「賃貸の住居と駐車場」は需要をはるかに超えた「供給過剰」となった。
 
 供給過剰の状況に置かれた「貸し手(土地所有者)」は、この局面で初めて
「顧客に借りて頂く」には、契約期間も顧客の都合で変える「顧客志向」に目覚めた。
そこで生まれたのが、「週間契約の住居」であり「時間契約の駐車場」だ。

 さて、商店の供給過剰が認識されたのも同じ時代の話である。
商店街の空店舗は増える一方で、過半が空店舗の商店街「シャッター商店街」も少なくない。
 このような「商店過剰」は、もう二十年以上も続いている。
にも関わらず、空店舗を貸したい「(商工会を含む)自治体」は今も尚
「チャレンジ・ショップ」制度の名付けて、「月極契約」かつ毎日、営業してくれる
「チャレンジャー」を募集し続けて、応募者がいないと悩み
商店街と街中の衰退が止まらないと嘆くのです。

 商工会や自治体の悩む声を聞いて私は、昔も今も商店街の空店舗を
「日替わり、曜日毎」に運営者を募集する制度を提案し続けています。

 でも、「収益の最大化」と「管理コスト最小化」という
提供者(自治体)に都合の悪い提案は今も尚、実行されていません。



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まちづくりと地域再生のゴールは、お上に認めてもらうことではない

 sakaeさんから当ブログへコメントを頂きました。
彼女の言葉は示唆に富むうえ、私の心を強烈に揺さぶった。すぐに
そして全文を紹介したくなった。少し長く誤字もあるけど、そのまま引用します。


 はじめまして。ネットで紹介されていてので、読ませていただきました。
とても興味深く参考になりました。私は東京都下の駅前商店会に属しており、
「中心市街地活性化」の委員でもあります。ここでも、
先生の書いておられるとおりのことが、商工会議所と商店会で進められています。
「中心市街地活性化」の成功事例があげられ、それが本当に正しいのかどうかの判断も
つかないまま、「早く出さないと認定されなくなる」という
コンサル(先生のおっしゃる土建工学者=横浜の設計事務所の方で全国の中活を
やっておられるかたでしたが)の掛け声の下、走り出している感があります。
はじまってから約2年がたちましたが、この2年で政権も変り、状況も変る中で
私自身もどうすればいいのかが見えずにいます。
当初30名近くいた出席者も、今では20名を欠くようになりました。
 来年には申請を行い、認定されるかどうかが決まります。認定はさておいて、
先生のおっしゃるような市民目線のまちづくりを考えて行きたいと思いました。
 私は40代の女性で、まちづくりに関わりだしたのも中活の委員になってからでした。
もちろん女性は私一人ですし、出席している方もほとんどが商店会の会長、副会長という方で、
考え方の違いに戸惑ったこともままありました。そして、政策やイベント等を検討するにあたり、
見る方がなんと思うか、どのように感じるか」という観点がないことを疑問に感じていました。
なので、この本を読ませていただいて、同じように考えていらっしゃる方がいることが、
とてもうれしく、心強く感じました。
他にもいろいろ感じたことが数多くありました。また機会を見てメールさせていたいと思います。
 先生も様々な軋轢の中で大変かと思いますが、応援させていただきますので、
がんばってください。私は自分の場所でがんばりたいと思います。


 こういう地域再生の現場&声を、私はこれまでに幾つも見聞している。
共通する最大の「間違い・錯覚」を一言で要約すると、

 自治体もコンサルも、お上ばかり見て、市民を蔑ろにしている。その結果、
まちづくりの目的・ゴールが「お上に認めてもらう」ことにあると錯覚している。


 自治体や土建屋のこうした錯覚が、いかに地域を衰退させ、市民を不幸にしているか。
錯覚している当事者達は知らないし、知ろうともしていない。その結果、
地域や市民を想う気持ちの強い市民ほど悶々と悩み、その悲鳴が私に届く。

 「先生も様々な軋轢の中で大変かと思います」と言ってくれる
sakaeさんの言葉(特に助詞の「も」)から、彼女の悩みがひしひしと伝わってくる。
 
 そんな繊細で優しい彼女は、先生(私)の軋轢を心配してくれている。ありがとう。
でも、彼女の言う「私の軋轢」って何だろう?
 『地域再生の罠』の評判をネットで知った彼女が心配してくれる「私の軋轢」は
ネット上に答えがあると思い、エゴサーチを試みた。

(語注:エゴサーチ (egosearching) とはグーグルなど検索サイトで、自分の名を検索して
 自分の世間における評価を確認すること)

 グーグルで久繁哲之介をサーチすると、99,400件ヒットした。
なんと2番目に、私を誹謗中傷するサイトが表示された。
サイトの主は、土建工学な街造り専門出版社。
全4回にわたり私への誹謗中傷キャンペーンを展開していた。
 どんな論理展開か期待して読んでみると、卑怯で酷く幼稚。例えば、

①ぱてぃお大門が狙いを外し、久繁さんが言うように閑古鳥が鳴き、危機に瀕しているのかどうか
 僕は知らない。ただ、xxではないと思う
②岐阜の事情は全く知らないので、是非の判断は保留したい。
 ただ、xxを忘れてもらっては困る

 何も「知らない」方が、他人の粗を一生懸命に探して、誹謗中傷する姿は痛い!
こういう「何も知らない」卑怯の方は無視すれば良いのだが、深刻な問題がある。それは
土建工学な街造りの専門出版社が、街造りの現場を「全く知らない」と平然と仰る姿勢と、
何も知らない出版社が街造り本を出版する危険性である。

 現場を何も知らない「土建工学な街造り出版社と、土建工学者」が作る
街造り本は、まさに「机上の空論」である。 現場を全く知らないくせに
「ただ、xx」と、些細な事に粗を無理に見つけて机上空論を展開する

 この卑怯な行為、つまり自分に都合悪いことは「知らない、見えない」と隠蔽して
自分に都合の良いことだけを読者に伝える土建屋の行為を『地域再生の罠』では
「プロパガンダ」として紹介したが、それを自ら露呈している。

 そもそも『地域再生の罠』は「新書」で、彼らの出す専門書とは全く別物。
新書と専門書を「同じ本だろ!」と、比較するのは馬鹿げてる。しかも
専門書の出版社が、専門書の土俵に新書を無理やり引きづり込んで比較(勝負)して
専門書が唯一優れた視点を探して「xxに配慮が無いから久繁の負け」だと言ってる。
 この愚行は、まるで「始末書」しか書いたことのない劣等生が「ラブレター」を相手に
妬んでるのと同じ。始末書の土俵にラブレターを無理やり引きづり込んで、同じ手紙なのに
「久繁のラブレターは全く解らない。ただ、論理的でない」とイチャモンつけてるようなもの。

 久繁哲之介をエゴサーチした結果、アマゾンが本日発表した次のサイトをみつけた。
アマゾン(amazon)のランキング上位商品を紹介

 日本最大の書籍売上を誇るアマゾンで『地域再生の罠』は、7月7日の発売から今日まで
ランキング上位を持続しているらしい。土建工学な街造りの専門出版社は、本書が売れると
自社の土建工学本が売れなくなることを危惧して、私と本書を誹謗中傷したいのだろう。
 
 普通の読者でも解る「こんな愚行」の犯人が「出版社の編集者」であるならば
足を洗った方がいい。 しかし、この仕業の主が「営業」であるなら、戦略的な行為ではある。
ただし、その戦略は短期でしか通用しない毒薬である。
 
 ライバルを中傷するプロパガンダ戦略は、短期決選の選挙では絶大な効果を生む。
短い選挙期間では、相手を中傷した行為の卑怯さより、傷ばかりに焦点が当たる。
卑怯さは投票日が過ぎてしまえば薄れて、問われるのは勝ったか負けたかだけ。

 本を市民に選んで読んで頂くには、短期決戦ではなく、ライバル中傷は愚策でしかない。
同じように、まちづくりも地域再生も、成功を模倣する短期決戦では上手くいかない。



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『日本版スローシティ』は、市民と地域が豊かになれる「まちづくり」

 今月、4人の方から当ブログへコメントを頂いています。
紹介と御礼が遅れました。ごめんなさい。
 本日、4つのコメントを私の主観で2つに分類して、各コメントの
エッセンスと思う部分を紹介します。

1)地域再生の「提供者」から頂いたコメント2件

① (介護施設のコンサルや計画に携わる)ケトルおやじさんのコメント
 御著書拝読しまして、なるほどと腑に落ちること多いです。昨日は、宇都宮に参り、
 ミニ東京、さいたまの「大宮」化していく現状を確認してきました。 (中略)
 コンサルタントとして自己否定につながりますが、コンサルに依存してはいけませんね。
 周囲見回しても、体験と学習を両輪に研鑽しているコンサルはいませんね。

② (北の国で公務員(建築職)をしております)SWINGKATOさんのコメント
 普段から悶々と思っていたことを、ズバリと言ってくださって、スッキリ&うれしく思っております。
 

2)スローフードの本質について頂いたコメント2件

③ monsoonさんのコメント
 本文中にもにもございましが、食事に対する考え方の日本と海外の乖離を強く感じます。
 特に日本のフードコートと呼ばれるモノに抵抗がありモヤモヤしていたのですが、
 「地域再生の罠」を読み少し気持ちが楽になりました。

④ いつまでも青春さんのコメント
 地域再生の罠を読んでいる間ずーとうなり声を上げていました。
 特にスローフードについては、本当に考えさせられました。幼い子供からお年寄りまで、今の
 日本が忘れかけている日本の良さを取り戻し、温かみのある街づくりをしていきたいと強く思いました。


 街づくりの計画も、飲食施設の計画も、その対象と規模に違いはあれど
市民が豊かになる発想が欠けていて、提供者視点で作られているものが非常に多い。
そんな計画や施設に慣らされてしまうと、提供者は勿論のこと、市民も
(悶々と、モヤモヤしつつも)その間違いに「気がつく」ことができなくなっていく。

 その間違いは「食のB級グルメ化、ブランド化」に多く見られます。
そこで『地域再生の罠』では、この改善
つまり「スローフードへの進化」を第一の提言としました。

 スローフードなど、市民が豊かさと温かみを感じられる営みの推進こそ
まちづくりであり、私はそれを「日本版スローシティ」と称しています。



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公務員と議員が読むべき本 第11回 D・カーネギー「人を動かす」書評

人を動かす 新装版人を動かす 新装版
(1999/10/31)
デール カーネギーDale Carnegie

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 これは私が若い時に一番、感銘して影響を受けた本です。
1937年に初版刊行以来、1500万部以上いまも売れ筋のロングセラー名著です。
今も昔も、人は皆「人を動かしたい」と強い願望をもっているんですね。

 本書は第1~6部の6部構成です。第1部で「人を動かす原則」を示し、
第2部以降のタイトルは「xxする法」つまり、具体的なテクニック集です。
 本書への書評は既に多くの方がネット上で公開されています。
お勧めはアルファブロガー聖幸さんのブログ「俺と100冊の成功本」です。

 聖幸さんはブログ開設時まっさきに本書を何回かにわたり書評されています。
本書の詳細は、聖幸さんのブログを見て頂くとして、 
私は「地域再生」と関係づけて話を進めます。

 私は「人を動かす原則」にフォーカスをあてます。
本書は「人を動かす3つの原則」を次のように示しています。

①盗人にも五分の理をみとめる
②重要感をもたせる
③人の立場に身を置く

 「人(相手)を動かす3つの原則」を私的に次のように要約します。

相手の立場から、相手の気持ちを配慮し、相手に重要感をもたせる。

本書19頁には、私の要約に近い次の記述があります。

「人を動かすには、相手の欲しているものを与えるのが、唯一の方法である」

 そう、人(相手)を動かす本質は「視点を相手に置く」という実にシンプルなもの。
でも、現実はそれをなかなか実行できない。すなわち、
多くの人が、多くの場面で「自分を視点に置いて」いるんです。

 例をあげましょう。私は商工会議所・商店街など商業業関係者への講演が多い。
彼ら商業関係者の話を伺うと、ほぼ全員が
「なぜ売れないか」という視点から考えて、施策を導こうとしています。
これは、まさに「自分を視点に置く」発想です。

 この「自分を視点に置く」発想から出てくるのは、
「売れない理由、言い訳」のオンパレード。
 例えば、近くに大型店が出来た、行政が何もしてくれない等
恐ろしいかな「相手(顧客)の気持ちも、相手が欲しているものも」全く考えていない。

 私は「視点を相手に置くことができない商業関係者」へ、いつも次の言葉を投げかけます。

「なぜ売れないか」と考えるな! 
「なぜ相手(顧客)は買わないか」と考えろ!


 「なぜ売れないか」と”自分を視点に置く”発想からは「売れない理由、言い訳」しか生まれない。
一方、「なぜ相手(顧客)は買わないか」と”相手を視点に置く”発想は
「相手(顧客)の不満」に”気がつく”ことができます。

 地域再生もビジネスも、そして人生も、成功できないのは
大切な基本が「気がつけない、目に見えない」場合が非常に多い。
 その原因が”自分を視点に置く”発想に囚われて、大切なこと
「相手の気持ち、相手が欲しているもの」に気がつけないことにあります。

 こうした大切なことに「気がつける」ようになることこそ
地域再生やビジネスにおいて、最も重要な基本です。
 本書『人を動かす』を読み返す度に、それを痛感します。 



     若者バカ者まちづくりネットワーク 主宰  地域再生プランナー 久繁哲之介

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プロフィール

地域再生プランナー

Author:地域再生プランナー
久繁哲之介の見識が当ブログ、
以下の本でご覧頂けます。

『地域再生の罠』ちくま新書
『日本版スローシティ』学陽書房
『コミュニティが顧客を連れてくる~愛される店・地域のつくり方』
『商店街再生の罠』ちくま新書

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