リストラ=希望退職が急増~早期退職後のキャリア願望:欧米は「資産運用で生活=FIRE、起業、転職」の順、日本は逆~日本の常識は、世界の非常識
コロナ禍で、希望退職という名のリストラが急増しています。例えば、2月9日は上場企業4社
(JT、ライトオン、ポプラ、日本金銭機械)が希望退職の募集を発表。
希望退職を募集した上場企業の数と人数は、2019年35社、11351人。
2020年93社、18635人。今年は40日で13社、人数はJTの1150人など大規模で
「100社、2万人」を超えそう。 コロナ禍の2020年から、リストラ=希望退職は急増!
参考データ:希望退職という名のリストラを行った上場企業数と人数:2009年~2020年
早期退職後のキャリア願望は、日本と欧米で正反対
希望退職という名のリストラ、解雇が急増する今、早期退職後のキャリア願望は、
欧米では「資産運用で生活=FIRE、起業、転職」の順。
一方、日本はこの逆、「転職、起業、資産運用」で、転職の願望が突出して高い。
先進国:欧米と、後進国:日本の違いは主に2つ、人生を楽しむ度量と、リスク許容度。
この2つは密接な関係にある。
欧米人は、人生を楽しむ為に、リスクを取る
欧米人は、早期退職後は「人生を楽しむ」ことが最も大切で、その為なら
リスクを取る。だから、収入元も「資産運用で生活、起業」というリスク型が主流となる。
欧米で話題のライフシフト「資産運用で生活=FIRE」の詳細は以下
欧米は FIRE(早期リタイア)で、残り50~60年を豊かに生きるライフシフト
日本人は、将来の不安ばかり考え、リスクが大嫌い
一方、日本人は、早期退職後も「将来の不安ばかり考え、人生を楽しむ度量が無い」。
将来の不安ばかり考える日本人は、リスクが大嫌い。
だから、収入元も、リスクが無い「転職=雇用されたい」型が突出して高い。
雇用されたい願望は、昔の高度成長時代なら、リスクが無い安全策だった。
でも、転職=雇用される型の今後は、リスクが高まる一方だよ。
希望退職という名のリストラは急増しているし、転職市場も低収入とかブラックが多いし。
日本の常識は、世界の非常識~日本は時代遅れな後進国
早期退職後のキャリア願望が、日本と欧米では正反対、という話は、
「日本の常識は、世界の非常識~日本は時代遅れな後進国」の好例です。
「女性蔑視の発言、発言者が元総理なら皆で庇う」最近の愚例も、日本(の高齢者)の
「男は長時間労働で稼ぎ、女は家事・育児」という時代遅れな意識を露呈している。
日本の男は、家事・育児の時間が世界で最も短い1日41分 vs 有償労働は世界で最長
これが、日本の「少子化・人口減少」の原因で、解決策は時代遅れな意識の改革という
不都合な真実を以下の本で学べます。
若者バカ者まちづくりネットワーク主宰 都市研究家 地域再生プランナー 久繁哲之介
講演・執筆ご依頼、久繁哲之介プロフは、こちら